35年前の本物 ケンヂ
2019年 08月 01日
ケンヂはパンク・ロック。キャッチーなメロディーで一般人や女の子にも受け入れやすい。当時は「北海道からやってきた巻き舌パンク」なんて雑誌に書かれていた。
ケンヂ君は光星高校出身で、同じクラスの人が言ってた。「ケンヂ君はさ〜、授業中寝てばっかで、体育も全然だめで。でもライヴではまるで人が変わってんの!すげーの!!(◎_◎;)」
そうだろうなぁ〜。あれだけの詩才と個性的なパフォーマンス。他の分野にまわすエネルギーなど全くなかったろう。
自分自身を削って、自分を放出する。そんな人。それも、計算ずくじゃなく、そうせずにはいられない身内の衝動から。
何かケンヂはガン細胞みたいなイメージなんだな。平和な中に突然現れた異型物。戦慄的に盛んに活動して、鬼気迫る。
メジャーに行ってからは、あまり聴かなくなった。ロック色が強くなって。
でもあの詩才は今も変わらないだろう。
天賦のものだから。
「Mr.Tokyo」 ケンヂ
気持ち悪いぜ おまえのツラさ
ついてないぜ どうにかしてる
そうだろう 相棒
やけくそさ
まともな奴なんて
とっくに御臨終
Mr.Tokyo どうでも
楽しむ価値もない
Mr.Tokyo どうでも
ぶちこわす価値もない
いつもこうだ 幸せどころか
笑えないぜ わかっちゃいない
おれはバカで
おまえは腰抜け
コンプレックス食べながら
肥える街
Mr.Tokyo どうでも
楽しむ価値もない
Mr.Tokyo どうでも
ぶちこわす価値もない
by toku2828
| 2019-08-01 16:40
| アート
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